ふぉ〜ゆ〜の宝を愛でるブログ

胸の中のアクセルを踏み込んで

ブッダのように私は死んだ

坂本冬美さんの『ブッダのように私は死んだ』のMVに戸次さんがご出演されたので公開するや否や見ました。

YouTubeはこちら https://youtu.be/cg2fxN1bdbM

桑田佳祐さんが坂本冬美さんに提供した曲で、世界観が超独特。いやまぁ独特なんだけどこのクセの強さが桑田っぽいと言えばそう。そんな印象の曲だった

わたしは顔のいい男がどうしようもないクズの役をするのが大好きなので、この戸次さんはめちゃくちゃに好みドンピシャだった。好きな人にろくでなしの役が来たら喜ぶタイプです。伊勢谷友介が去年ボイスでやってたような顎カチカチ鳴らす連続殺人鬼もいいけど、もっと軽薄でろくでもない感じの、女に貢がせて浮気するとかそういうの、すごく見たいです

 

まず、真っ白な布をかけて死体安置所で横たわる坂本冬美さん。死体安置所に…ってことは掘り出されたのか、それともさすがに土の中にいる坂本冬美というわけにいかないから死者であることの表現としての安置所なのか。歌詞的には土の中で自我が目覚めるという話のはず。冬美(以下冬美とお呼びします)が着ている白いワンピースが土で汚れてるんだよね

白シャツに黒いパンツ姿の戸次さん(お髭あり)が錆びたスコップを引きずって霧立ち込める山林の中を歩く。それだけでもう不穏で超いいんだけど、終始悪い男な戸次さんが異常に素敵で参った

あと、濡れ場が超よかった。よすぎて妹にもYouTube見せた(すぐ布教する)

わたし、おっさんずラブの四宮さんで戸次さんに堕ちたじゃないですか?堕ちたんですよ、(それについては渾身の記事おっさんずラブIn the skyを見て戸次重幸にハマったジャニオタの話 - ふぉ〜ゆ〜の宝を愛でるブログに書いたのでよろしければ読んでください)で、それ以前にときめくことがなかったから前髪が大事なのかな?と勝手に思い込んでた

例えば戸次さんの今の公式宣材写真は前髪下りてて超かわいらしいけど、眉毛が逆八の字(最近流行りの平行眉に整えていらしてそれはそれでキュート感足されててよく似合ってる)で超男らしい上におでこが富士額で上に行くほど狭くなってるから、眉毛とおでこのバランス的に前髪上げていると戸次さんはキリっとしてふわっと感はあんまりなくなって、そうなったら好みじゃない説を内心で提唱してたんだけど

いや、全然前髪あげててもかっこいいし髭があってもいいし、品のないシャツ着ててもめろめろに大好きだった。完全に杞憂。今になって振り返ればもれなくときめくというやつだわ…好きになった人がタイプです(ちょろい)

 

☆歌詞について徒然

真っ白な世界で目覚める坂本冬美、めちゃくちゃ綺麗。唇だけが真っ赤で、表情を変えずに唇だけ動かして歌うシーンがすごく神秘的だった

悪い男に惚れて尽くしに尽くした上に邪魔になって殺されて埋められる…それだけのことをさせそう・しそうな戸次さん。上半身裸で黒いパンツ姿の戸次さんが冬美の死体を抱くシーンがまた超いい。筋肉質でしなやかな身体の良さは言うに及ばず

「嘘だと気付いた時には捨てられたのね」って歌詞があるんだけど、捨てられ方がひどい。物理的に肉体を捨ててる。というかその前に「骨までしゃぶって私をイカせた」のが嘘なの死ぬほどつらい。骨までしゃぶって、もうなにも出ないから捨てられたんだろうけど

「「愛してる」って言うから危ない橋も渡った」っていうのもあるんだけど…戸次さんに「愛してる」って言われたら倫理観崩壊しそう。わたしは学生時代にキリスト教系の学校で育ったこともあり全く厳格ではないもののキリスト教的な倫理観を根底に持っている自覚があるんだけど、諸々全部忘れて何でもしてあげたくなるよーーー

 

坂本冬美の歌う「若い頃はそれなりにモテたわ」の破壊力よ…絶対それなりじゃないやろ。。現役でバリバリにモテてる女でしょうよ。海辺で白いワンピース着て様になる女はモテるというわたしの偏見がまた補完されてしまった

「もう見た目を気にする歳じゃない」も見た目に固執はしないけどちゃんと綺麗にはしているんだよ…超美人ですもの。そんな女を骨抜きにする悪い男…絶対引っかかっちゃいけないのに引っかかって身動き取れなくなって死んでいくんだよ。くそぅ、引っかかりたいな。。白ワンピが似合う女になればいいのかな

「優しい口づけに溺れた私女だもん」のベッドシーンがとんでもないエロさ…品のないゴールドの指輪しながら坂本冬美と指を絡めあう戸次重幸のとてつもない色気に当てられた。あとあんなに下品なのにキスが優しいのは罪深すぎる…しんどい

気になっているのが、「だけど男は不意に手をかけた」手「に」かけただと殺したって直接的な表現だけど、手「を」かけただと手をかけて何をしたのか(手をかけて「殺した」)が必要になるはず。手をかけるには盗むとか手出しするとかそういう意味はあるけど殺すという直接的な意味はないので、そこを意図的に隠しているとしたら殺害方法が絞殺(実際に手をかける)とかなのかなぁ。絶対校閲は入ってるよね…?

確かに返り血浴びてる様子もないから絞殺は納得なんだけど、ブッダの死因は食中毒だったって言われているから毒殺の可能性もあるよなぁ(細かいところが気になるオタク)

 

「何食わぬ顔でテレビに出ている ねぇ、あなた」あの風貌でテレビに?どう見ても反社会的勢力の人っぽいんだけど!?特殊詐欺とか違法薬物売買とかで生計立ててそうな気配がすごいんだけど!?テレビに出てるとか言われちゃうとリアル戸次重幸と混乱するやつ…なんの仕事してたらあの風貌でTVに出るんだろう…顔がよすぎるから俳優かな?衣装用意されてれば私服がヤバくても別にいいもんな~

「他人を見下した目や身なりの悪さは赦すただ箸の持ち方だけは無理でした」のところ、坂本冬美と戸次さんが海沿いのレストランみたいなところで和定食を食べてるんだけど、本当に他人を見下したような顔して箸振り回しながら、しかも口の中のもの飲み込む前に口開けてしゃべってて下品の詰め合わせパックで、箸の持ち方もひどくて完璧だった。こういう嫌な男いるよな~って感じのTHE嫌な男で、向かいに座ってる冬美の顔が死んでてめっちゃ気持ちわかる。気にしない人ならいいんだろうけど、食べ方が汚い人とは絶対に所帯を持てないと思う…日々の食事がストレスになる(急にリアル)

この無理な感じの冬美を見て、完全に戸次さんに精神性まで侵されているわけじゃないのがわかったんだけど、それでも「愛してる」って言って抱いたら危ない橋も渡らせられるのか…罪だわ

でもまぁ戸次さんは顔がめちゃくちゃにいいからな。好きになったら絶対しんどい。身を滅ぼす。滅ぼされてもいいからあの顔と身体に抱かれたい…胸がいたい。泣きそう(情緒がアレ)

 

「故郷へ帰してくれ」あたりでは死んだ冬美の自我が感じられるんだけど、「この世から出て行くわ 魂が悟ったよ」以降はもう来世を見ている(太陽が西から出て月がそっぽを向いてもお釈迦様みたいにはなれない、やっぱり私は男を抱くわ、あたり)気がしていた。というか妖怪大戦争鎌倉ものがたりかっていう謎の世界観。でも「ごめんね お母さん みたらし団子が食べたい」はまた現世の冬美っぽいんだよな~

あと、仮面をつけた大量の女性に囲まれてるの、輪廻転生なのかわからんけどめちゃくちゃ謎だった。でも妖怪大戦争や輪廻転生仮面女たちの謎演出が戸次さん出演部分の冬美の現世への執着との対比を際立たせているのかもしれない…

最後のアウトロで戸次さんが地面に座り込んで慟哭して、「ごめん」だか「冬美」だか呟いてパトランプっていう演出。最初は歯を食いしばっての「ごめん」で疑わなかったんだけど、読唇術使えなすぎて「ふゆみ」の可能性もある…?と思い始めたら混乱して完全に迷走した

戸次さんは冬美を埋めて、そのあとも何食わぬ顔でテレビに出てるはずだから、最後のパトランプは戸次さんを捕まえに来たのか冬美の遺体が掘り起こされて警察が来ただけなのかもわからないけど、戸次さんは冬美への情がなかったわけじゃないということだけはわかった。ろくでなしなんだけど最後の最後で人間としての情を捨てきれない、そんなクズほんと魅力的なんだよね…わかる~

穴掘り終えてタバコ吸ってる戸次さん(どうでもいいけどその灰や吸い殻からDNAとか出てつかまる話、コナンか推理小説で見たことある気がするよ!)はそこまで切迫した感じはなさそうに見えたんだけど、最後の埋め終わったあと?の慟哭している戸次さんは冬美を殺したことへの後悔なのか、埋めてしまった冬美を憐れむ気持ちなのか、捕まりたくない不安なのか、その全てが襲ってきて受け止めきれなくなったみたいな儚さがあった

なんならこの場所で戸次さんも死んで、来世でも冬美に抱かれるのかな、というのもちょっと思った

だって最終的に「やっぱり私は男を抱くわ」なんでしょ?この男は男一般というよりも「私をこんなにした」この男だと思うんだよなぁ。だとしたらとんでもなく激重ソングですよこれは

 

坂本冬美の今年の紅白、これ歌って戸次さんも出ちゃう?洋ちゃん司会の紅白でこれやる?

でも皆様のNHKではこの演出はいかがわしすぎるよなぁ…副音声の裏紅白でSONGSつながりの戸次さんが出てて、冬美さんがこの歌を歌ってるところでサンドウィッチマンとかの副音声チームで「戸次さんはこの曲のMVで…」ってやいのやいのするのがよくない?(やたらリアルな要望)