ふぉ〜ゆ〜の宝を愛でるブログ

胸の中のアクセルを踏み込んで

Endless SHOCK☆1450th

記念すべき松崎くんのEndless SHOCK出演通算1,000回公演!!

わたしが初めてSHOCKを観たのが2014年で、その年はまだ750回くらいだったんじゃないかと思う。ここ数年、地方公演があるのが当たり前、毎年150〜200公演くらいやってるから回数の重ね方がすごい急。一昨年からふぉ〜ゆ〜は半分ずつで出てるから緩やかだけど。

光一くんが回数を気にせず、1回1回の積み重ねで…ってタイプなのはわかってるんだけど、さすがに1,000回だし2人も「今回で1,000回なんだよね〜」って雑誌の取材とかでも発言してたのでカテコの挨拶でひと言くらい触れてくれるかと思ってました。そんな甘えたことを考えてた。最近ふぉ〜ゆ〜特別扱いされてるからすっかり甘ったれてた。一足先に1,000回を迎えた福ちゃんのときになにもなかったので、あーこれは何もないパターンだって悟りました。驕りがありました、すみませんでした。

公式にお祝いがない分ファンとしては自担の晴れの日を特別にお祝いしたくて、この日は会社を休みました。有意義に有休消化した!

 

とにかく、なんでも1,000回続けるっていうのはすごいことだと思うから本当に松崎くんおめでとう。これからも1回1回を積み重ねてまだまだ走り続けて欲しいです。

松崎くんが走り続ける限り、わたしも応援していきたい。

 

千穐楽の楽屋

「じゃ、俺、ちょっとな…」で屋上に黄昏れに行ったコウイチを「おう!」って快く見送った後で「片付けはしろよぉ〜!?」って声をかけるフクダがとてもよかった。そうだよ、なんでコウイチだけ片付け免除されてんだ!!って気づかされた(笑)

 

☆屋上

ハケ際のフクダ。「じゃ、俺も行くな?…あっ、さっきのシェイクスピアの芝居の話、詳しく聞かせろよ?よく思いついたよなぁ、シェイクスピア♪楽しみだなっ!なぁー。みんな楽しみだなぁ」って散々喋り倒す。ウキウキしててかわいい。

 

☆Broadwayの街

「ヤラなら今日こそは決めてやるって気合い入れてでかけたよ」と聞いたマツザキがハマナカに「お前また変な入れ知恵したんだろ〜!」と絡む。これ初めて見た。ハマナカとマツザキが絡むのってここくらいでは…。

ピンクのカツラずーっと被ってるマツザキ。なんか不思議なほど似合う…(笑)ピンクのカツラの前髪が重くて眉毛が隠れた結果、立派なお鼻と薄い唇が見えてすごく塩顔イケメンに見えた。いや、松崎くん基本塩顔イケメンなんだけど眉毛が塩顔じゃないんだよね…。

コウイチとヤラが仲違いしたあと、リカの肩を抱いて連れて帰るのはマツザキの役目。安心安全のマツザキ。リカ羨ましい〜♡

 

☆Dancing on Broadway

最初に観た日は松崎くんが遅取りにしてると感じたんだけど、この日はそれを感じなかった。汽車ポッポみたいな動きをするところ、フクダの遅取りがすごく目立つんですがマツザキは音に合わせた動きをしていた。んー、やっぱりこの前の気のせいだったかな?

この曲はすごく華やかなONのステージで、ソリタリでヤラが出とちりせずジャパネスクがハッピーエンドになる正規のステージが観たいといつも思ってしまう。ひたすら華やかで楽しくてそういうONのショーを観てみたい。

 

☆Jungle

マツザキのダンスがめっちゃかっこいいやつ!これ本当にかっこよくて!!しかも今年の松崎くんは胸板が厚くなっててとてつもなくイケ松なので破けた黒のタンクトップが最高。破れたタンクトップ着せた人に袖の下を送りたい。腕は少し細くなったけど去年までよりはまだ太い。しっかりした身体つきの男性が好きだからとてもいい。最高にタイプ。

 

SOLITARY

フクダのペアダンスが公然猥褻並みに情事。マツザキのはステージの上でのダンス。ヤラが出とちったとき、ペアの女性に「大丈夫」みたいなこと囁くマツザキがたまらなく好き。マツザキのペアになりたい。

ペアダンスが入った初年、身体のラインに沿わせる手に躊躇いがあって初々しかったのだけど今年のマツザキは堂々としていて。あーめっちゃ抱いてる。どうせ一晩で捨てるくせに優しく抱いてる。やめて、その優しさは罪だよ……という気持ちになりながら恋に落ちる。沼に沈む。ひたすら好きに好きになっていく。

 

☆幕間の楽屋

タイミング悪いな〜って思ったのが、ハマナカが「コウイチ!あいつ何とかしてくれよ〜」って声かけた時点でオーナーが入ってこないでコウイチが動いていたら何か変わったのかということ。この日、オーナーが来ていなければ?ヤラの行き場のないイライラにコウイチが対応する時間がもう少しあれば?大抵の不幸な出来事はタイミングの悪さが重なって起こると思ってる。こういうことってあるよな〜と。

ヤラがコウイチに掴みかかろうとするところ、止めに入るハマナカがすごくて。「もういい、ヤラ!ヤラわかったから。いいから、ヤラ!」ってすごく声を張っていて。下手したらヤラもコウイチも喰われるぞってくらいハマナカの強さが光った。その一言だけで、開けて半年のこの期間公演終わりにヤラと2人で飲みに行ったりしてヤラの愚痴を散々受け止めて聞いたりしたんだろうなという関係性が見えた。ハマナカが入ってこれだけの変化をもたらしたこと、純粋にすごいなという思いと同時に焦りも感じている。

マツザキの「そうだよな、俺たちにはまだ早過ぎたんだ…」が去年までほど頼りなさげじゃなくなって。今年のこのセリフはカンパニーの状態を冷静に観た上での発言だと思ってる。この発言が出るのは、松崎くんが健太とマックスを演じたことが大きいかなぁ。健太は漁師に誇りを持って海を守ろうとしつつも、厳しい現実と向き合って介護士の資格を取ろうというプランBも考えていたし、マックスは番組を存続させようと必死に努力して削るところを削り、それでも作家は誰もクビにしたくなくて抵抗してた。マックスは作家たちの仲間でありボスだったから、マックスを生きたことでコウイチの思考に寄り添うことが出来たんじゃないかなぁと勝手に感じてる。

そういえば「マツザキ、刀の確認しとけ」の大事なタイミングで肩じゃなくて腹をぽん、と叩くフクダとマツザキの距離感が意味わからなかった(笑)なぜ腹に手を置いたのか…フクダの行動が謎すぎる。急に距離感がフクダマツザキからただの福松のそれになった。

「タツミ、刀の確認しとけ」の頃は思わなかったのに、こんなに純粋なまま大人になったかわいいマツザキにそんな重荷を背負わせないで〜って悲しくなる。無条件で甘やかしたいしマツザキに悲しい思いをさせたくないって思ってしまう過保護な松崎担です。

 

☆ジャパネスク

今さらすぎて話題に出すのもどうかと思うけど、今改めて思ったこと。松崎くんものすごく和装が似合う。コウイチ軍のあの衣装とても似合う。ハッピーエンドのジャパネスクが観たかった。

松崎くんはこういうアクシデントがあったらフォローするヤツだ、ということで最初に辰巳と2人で出演したときに光一くんがこのポジションに決めたそうで。福ちゃんと一緒に出てるころは辰巳が本物の刀を差し出す役だったし松崎くんはフッキングの方やると思ってたからちょっとびっくりした。当時のわたしは、あの役はタツミの繊細な演技があってこその役だと思い込んでいたから、松崎くんの演じるマツザキがあそこまでの悲壮感を出せるかという不安はあった。でも松崎くんのマツザキなんだから、タツミと同じようにする必要はないんだということ、初めてマツザキの演技を観たときに腑に落ちた。

タツミは頭が切れる子だから、コウイチが「おい…!」って言った時点で刀が本物だってことに気づいてた。でもマツザキは違う。本当に理解するのはコウイチが刀を階段に突き刺した時だし、そこから「止めて!止めてくれ!」って動き出すのにも時間がかかる。これがマツザキの演じるこの役なんだって初めて観たときその素直さに感動した。松崎くんがその役割を与えられたらどうするか。どう動くか、どう感じるか。それを具現化したのがマツザキなんだって改めて理解できる大事な大事なシーン。

 

Dead or Aliveシェイクスピアの芝居

マツザキがかっこよすぎる。あと、マツザキがかっこよすぎる。とにかく、マツザキがかっこよすぎる。

この曲は明るい!楽しい!キラキラ!って曲じゃないからきゃーー!!かっこいい!わーー!!!って感じではないけど、好きだ……かっこいい…好き。ってなる感じ。じわじわかっこよさが押し寄せてくる。

コウイチに刀を差し出すシーン、ライトセーバーだって最初に書いた気がするけど普通の刀だった。ブルーの照明が当たってたからそう見えたんだと思う。マツザキの手を離れた後のことは何も観てないっていうのがよくわかる適当レポ。

しかし果てしなくかっこいいマツザキ。ひたすら恋に落ちる。

 

☆コウイチの復活

フクダは先週病院で見たコウイチと突然元気な姿で現れたコウイチのギャップに少し疑問を抱いてるみたいで。マツザキも多分違和感は感じてるんだろうけど、コウイチが帰ってきた!って素直に喜んでいる気持ちの方が大きそう。

コウイチに本物の刀を渡しちゃったのは自分だ…という罪悪感に苛まれているマツザキにとってコウイチが復活したっていうのはこれ以上ないくらいの吉報だろうし飛びつくのは自然だと思う。フクダほど冷静に見れてなくてもむしろその方がいい気がする。

マツザキが頭爆発させて現れるんだけど、ちょっと短くなったからなのか「お前それ、割れたエノキみたいだなーー!!」ってコウイチに笑われるようなヘアスタイル。適切な比喩すぎてコウイチ天才か!ってなる(笑)

 

☆New York Dream

マツザキがステッキを投げると絶対素直に受け取ってくれないコウイチ。弾き返されて袖に消えるマツザキ。マツザキが戻って再度投げると今度は受け取ってくれるんだけどなかなか歌い出さないコウイチ。ステッキを叩いたときに強めに当たったらしく「腕がびーーんってした!びーーーんって!!」って楽しそうにニコニコで話すんだけどフクダに「早くやろうぜ!」って普通に窘められる。コウイチかわいい。

ステッキついて踊るところで脇に挟んじゃってマツザキを見てキョロキョロするフクダ。福ちゃんが振り間違えるの珍しい。フクダが挙動不審なのに見向きもせず楽しそうに踊るマツザキ。

 

☆Higher

Higher初期メンのマツザキが超いい。キレがいいしコウイチが帰ってきたぞ!って喜びでいっぱいで楽しそう。ヤラに「来いよ!」って笑顔で誘うマツザキを見るとこの人が犯人なんだよ……って悲しくなってしまう。結末を知ってる神の視点。

 

☆ヤラの告白

「予備の刀を本物に替えたのは俺だよ!」ずーーん!は本当はもっともっとマツザキに視線が集まって然るべきシーンだと思う。もっとマツザキが注目を集めなきゃいけないシーン。こういうシーンで「つい観ちゃう」と思わせる力、惹きつける力はどうやって身につけるものなんだろうな……難しいな。

「第二幕、ジャパネスク。その時は来た。俺は事故に見せかけてわざと刀を落とす。素手の俺とコウイチが戦うわけにはいかない。必ず誰かがフォローして予備の刀を差し出すと思った。」この台詞の冷たさがすごいっていうのはずっと…この役をタツミがやってる頃からずっと感じてた。「誰か」って、その「誰か」が巻き込まれることを考慮してない冷たい言葉だと思って。

わたしは松崎担として観ているから、その「誰か」がマツザキになってからその哀しさは強くなったんだけど。マツザキは屋上でもヤラと肩を組んだり、Higherのときも「ヤラ!こいよ!」って手招きしたりヤラとの繋がりも強かったから。そんなマツザキを「誰でもいいから」という感覚で巻き込むなんて……というやり切れなさは強い。だからこそマツザキの「俺たちさぁ…仲間じゃなかったのかよ!?」も出てくるんだと思う。

光一くんは松崎くんに「コウイチに本物の刀を渡した罪悪感に囚われるのはお前なんだよ、それがヤラがすり替えたんだってわかったらお前どう思う?裏切られたって思うだろ?」って何回も言ってるらしいんだけど(ベスステかスタスクで読んだ)、松崎くんなら裏切られたと思っても怒りより悲しみが先に立つんじゃないかなぁって考えてしまうのは松崎くんを美化しすぎだろうか。

松崎くんって拗ねて黙り込んじゃったりふてくされたりはするけど、怒りの感情を表に出して爆発させたりするタイプじゃない気がしていて。溜め込んで溜め込んでそれが何年かに一度爆発しちゃうタイプじゃないかな、と勝手に推察している。そんな松崎くんの演じるマツザキなら、ここは怒りを含みつつ哀しみを強く出して、その後のセリフも悲しみに乗せるのが自然な気がする。

それでも「必ず誰かがフォローして予備の刀を差し出すと思った。」のところでマツザキは一瞬ヤラに向かって小さく一歩踏み込むんですよ。その瞬間、フクダもマツザキを思いやるように見つめていて。結局すぐ思いとどまって口から出るのは「俺たちさぁ、仲間じゃなかったのかよ!」になるんだけど、あそこはいつも穏やかなマツザキの強い感情が珍しく表に出るシーン。

 

☆夢幻〜ラダーフライング

夢幻の衣装、袖口と襟にキラキラが入ってて、帯もキラキラしてて、そういうことがいちいち嬉しい。もうコウイチ側になってから2年経つし何回も観てるはずなのにそれでも嬉しい。

たすき掛けは前日の夜失敗したから少し心配しながら見てたけど、無事成功。最初の年は成功率50%くらいだったからかなり上手くなったんだと思う。福ちゃんは全然失敗しないけどな〜。コツとかあるのかわからんけどフクダは上手いのかな、たすき掛けが…。

コウイチが2階に上がったりなんかすごいことやってるのはわかるんだけどどうにもコウイチに目がいかない。太鼓叩いてる松崎くんを眺めるのでいっぱいいっぱいです。太鼓叩くとき、本当に手元を見ない。今回のカンパニーはみんなスッとした感じで視線はずーっとコウイチを追ってる。太鼓叩きながらコウイチを見てるマツザキを見てて思うのは、実は淡白な顔してるよな〜ってこと。眉毛が太くて立派な三角形なだけで他のパーツは塩顔なんだよな〜綺麗だな〜

 

☆夜の海

フクダは「もう一度同じ方向を見つめていくよ、みんなで屋上で踊っていたあの頃のように!」って言うけど、みんなで屋上で踊ってたのかな…。子供の声を聞く感じだとヤラとコウイチのやり取りにしか聞こえないけど、そこにフクダとマツザキもいたのかな…ハマナカとかテラニシとかゲンタカイトはいつからいたんだろう。そういうこと考え始めるとわからなくなっちゃう。少なくともコウイチがあんな甲高い声の子供だったころにはゲンタカイトは生まれてないだろうし……。

マツザキの「コウイチがいなくなるなんて信じられない、でも俺たちの夢は変わらないから!」も意味深で。夢ってなんなの…ONに行くことじゃないよね?ONの先に何があるかを見つけること?「俺の」夢じゃなくて「俺たちの」夢、ここはコウイチに語りかけてるところだし「俺たち」にはカンパニーのみんな、コウイチも含まれてると思う。でもコウイチの夢、ヤラの夢、みんなの共通の目指す場所なんていうわかりやすい目的地、Endless SHOCKの世界にあったっけ?俺たちの夢ってなんだろう。

ヤラの「立ち止まったらそこで終わりが来てしまう、お前が言ってた言葉の本当の意味、やっとわかるなんてな…」については、苦しめば苦しむほど表現が見つかるから、苦しむのを恐れて立ち止まったら成長はないぞってことだと理解した。

SHOCKはセリフが少ないから、1つ1つの解釈がいくらでも出て来て面白い。同じセリフでも、ヤラが言うのとウチが言うのじゃ全然違うし、タツミとマツザキでも違う。コシオカver.は未だに観れてない。今年は梅田か博多に行こうかな〜と思ってる。

 

☆CONTINUE

「自分のこと受け止めて信じてゆきたい」を福松が顔を見合わせて歌うのがすごくすごくグッとくる。その瞬間まで悲しさでいっぱいの顔してたのに、直前にフクダと目を合わせてから強い視線で前を見つめて歌い出す。これはずるい。勝手に横から「信じてるよ!これからも頑張って!!」と割り込みたいくらいの気持ちでいる。

ハマナカの声量、ここでは周りとの調和を上手く取ってて、Dance!のときはめっちゃ声張ってるんだと思った。

ヤラだけにコウイチが見えて、その時のヤラの表情がパアッと明るくなるの、すごく感動的。ヤラが気づいて、それからチラチラコウイチを見つめながらこっち見て!!俺、コウイチに気づいてるよ!って視線を向けてるのがただのファンでかわいい(笑)

EndlessSHOCK☆1449th

2月20日、18時公演。

松崎くんの通算999回公演だったので、開演間に合わないのを承知で仕事終わりに駆けつけた。間に合わないとは思ってたけどこんなに遅刻するつもりではなかったんだよ!っていう時間になってしまい、着いたときにはDancing on Broadwayが始まってました。SOLITARYには間に合いたい!と思ってたからJungleも観られてよかった、と思うことにする。

 

☆Jungle

松崎くん髪切った!めっちゃハンサムボーイになってる〜!!マックスの名残の頭のてっぺんのワシャワシャがなくなってスッキリ!

そして痩せてる……!!前に観たときより確実に痩せてる!疲れて食べられなくなっちゃったのかな…。

Jungleは袖がないから二の腕の細さが際立つんですよね…あと黒の破けたトップスが胸板の薄さを際立たせる…。それでも去年よりは確実に増量してそう。いい体です。

そういえば2階のかなり上の方に座ったんだけど、視界を遮るものが何もなくてとても快適。2階いい!

 

 ☆Dance!

ラニシがめっちゃ歯を見せて楽しそうに笑いながら踊るの、すごくいい。さわやかでかっこいい。

ゲンタのダンスが好き。言葉の薄っぺらさすごいけど、わたしライバル側の4人の中でゲンタのダンスが1番好みなんだよー。どこがってうまく言えないけどなんかハマる感じ。

カイトは気がつくとお口ぽかーんって開いちゃうのめっっちゃかわいい。わたし今までカイトの何を見てきたんだろうってくらい今さら気づいたけど、カイトのお口ぽっかーんめっちゃかわいい。

ハマナカの声量はこの日も素晴らしい安定感だった。あの儚い未亡人のようなビジュアルから放たれる力強い歌声にしびれる。すごいパワー感じる。あそこのワンフレーズで引き込む力がすごい。

この曲までヤラも楽しそうに踊ってるんだよな~。きっと一人で突っ走るコウイチにいろいろヤキモキはしているんだろうけど、それでも楽しそうで。コウイチだけが引っ張ってるカンパニーじゃなくてコウイチとヤラが2本の柱で支えてるカンパニーだっていうのを感じるから、よけいに先が悲しい。

 

SOLITARY

手袋間に合わなくて嵌めながら出てくるのはハマナカが引き継いでた(笑)

マツザキのお相手の女性のほうが、フクダのお相手より小柄で。マツザキのほうがフクダより少しだけ高身長だから、マツザキカップルの身長差はなかなかなんですよ。で、フクダカップルは身長差そこまでではないから、フクダは首を動かさずに視線だけグッと落として女性を見る。そこがエロイのかな~と思ったり。

女性とのペアダンスが終わって、それぞれ上手下手の一番奥から一番手前へのフォーメーションチェンジのところ。エア社交ダンスみたいな感じの動きが、ものすごくなめらか。マツザキの社交ダンスをぜひ見てほしい。あれは実によい。

最後、はける前にハットを外して女性に手を差し伸べて、その手を取ってもらえないんだけどハットを胸に当てて走って追いかけるのとてもステキだった。このはけ方は日々少しずつアレンジがあってとても好き。このシーンだけ毎日収録したDVDほしい。

 

☆楽屋

フクダがスタッフとの間に立って何やかんややるところ。去年マツザキは進行表を見せてもらいながら、スタッフとあれこれ相談するようなお芝居をしていて。で、コウイチとヤラの大声で我に返って…と細かくいろいろやってたんですが、フクダはすんなりスタッフをリリースしてた。

マツザキの「俺達にはまだ早すぎたんだよ!」がこんなにコウイチに寄り添っているように聞こえるとは思わなくてびっくりした。去年までは自信のなさが強く出たセリフに聞こえたんだけど、今年のマツザキはやりたい芝居、やりたい作品をするのにふさわしいのはここじゃない!というコウイチに寄り添った思考をしている気がする。フクダの「まだ開けて半年しか経ってないのに!?」は逆に、コウイチの一番の理解者であるフクダが唯一意見の相違を表明してるように聞こえた。去年は純粋に「開けて半年」という時間の情報を言っているだけに感じたんだけど、「そんな簡単にクローズできるわけないだろ!」の一言が入ることで、フクダはこの時点ではONでのこのステージを継続したいと考えていることがわかる。コウイチの孤立、周りが見えなくなっている様子がよく表現されていた。

 

ヤラとコウイチがミュージカル調に歌いながら感情をぶつけるシーン。ヤラの歌詞に「どうしてお前はすべてをかき乱す~俺たちを置いてただ一人だけで」「焦る自分にいら立つ」とあるけど、ヤラはコウイチがカンパニーをかき乱してることよりも、なんでも一人で考えて背負っていることに怒っているような気がして。コウイチに置いて行かれることも怖いけど、コウイチが頼ってくれない寂しさ、頼りない自分への不甲斐なさみたいなものも抱えているんじゃないかと思いました。「今のお前にはわからない」とまで言われて、ヤラとしてはそれはショックな宣告なんじゃないかと。そして焦っていら立って周りが見えなくなっているのはどちらかといえばコウイチの方かなぁ…なんて感じたりもする。

ヤラのとった方法はよくなかったけど、コウイチもだいぶ視野が狭くなっているな、というのは感じた。今年は特にコウイチが1人で突っ走ってる感が強くなったような気がする。

 

☆Japanesque

前回フクダのこと全然見れてなかった。マツザキが薙刀振り回してるところ、当然フクダも何かしらの変わった武器を持ってると信じてたから両刃の刀とか書いてしまったんだけど、普通の刀持ってた。マツザキの薙刀がかっこいいだけのシーンじゃん。最高かよ。薙刀、上手ではゲンタだったかテラニシだったか誰かが振り回しているんだけど、すごいスピード早かった。手首の柔軟性がすごい。マツザキの薙刀重そうだったもん。まぁ薙刀実際重いだろうから全然いいんだけど。

マツザキは代わりの刀を差しだしたあと、コウイチに「おい!」って言われてもわからないんだよね。重さで違和感は感じてたのだと思うけど、本物の刀だ!って頭で理解するのはコウイチが階段の上に刀を差したときで。小道具であるはずの刀が、舞台に刺さることで事態を飲み込んで、そこからは上手下手の袖に向かって叫んで、駆け上がって止めようとするんだけど間に合わず、現実を受け入れられない、と言わんばかりに首を振りながら後ずさる。コウイチの階段落ちを見ても「コウイチ…?」と口を動かしながら血の付いた刀を手にして、刀と階段の下のコウイチを何度も何度も見比べて、最後の最後に「コウイチ!!」と叫ぶ。この間、呆然とした様子で口は開けっ放し。焦って口を開くんだけど言葉が出てこない様子の表現がすごいよくて。何度見てもマツザキのことがもっともっと好きになる。

 

2幕。

Dead Or Alive

ヤラが「違う、あれは事故だったんだ!」って言うけどたぶん未必の故意だよね。マツザキは業務上過失致傷で取り調べを受ける……かどうかは知らないけど、ヤラもたぶん業務上過失致傷か傷害か…とにかく普通にショーを続けられる状態だとは思えないよ。で、コウイチ死んじゃったから致死or殺人に容疑が切り替わるんじゃないかしら。警察は何してんだ…ヤラの盗まれた指輪取り返せるくらいには仕事してるはずなのにねぇ。

この曲のマツザキがすごく好き。好きだけど毎回好きだ好きだというばかりでしっかり同じパフォーマンスを仕上げてくれるからいうことは何もない。素晴らしい。この曲が大好き。トラビスありがとう。

 

☆復活

コウイチの復活シーン。マツザキの見せ場。マツザキが罪悪感を露呈させるところでもあるし、ステッキのくだりもあるし。ステッキは1度目はたたき返される。2度目もたたき返されたらそのまま下手袖に入ってしまう。マツザキが追いかけてる間、オケも止まる。3度目、受け取ってもらってマツザキはフクダから速攻でハットを受け取り踊る。踊り始めたら楽しそうで、罪悪感からの切り替えの早さがマツザキらしくていい。

Tシャツの胸が少し盛り上がっていて、いつも板だったから胸筋の形がTシャツから見えるなんてこんなサービスいいんですか!?!?という気持ちに。増量の成果がすごい。体の薄さが気にならない。うれしい。

フクダの「俺たち先週も病院でコウイチの姿みただろ…コウイチ、体は大丈夫なのか?」がどうしてもコウイチが死んでることわかってるんじゃないかと思ってしまう。フクダはコウイチの一番の理解者で近い存在だから、フクダならわかっててもいいんじゃないかな。

 

☆Higher

ヤラたちのSHOWの終わり、「もう一曲やるなんて聞いてねぇぞ!」「俺だって聞いてねぇよ!でもやめるな、続けるんだ!」って声かけしたあとに「ほら、カイト」ってカイトを立たせるヤラが優しいお兄ちゃんすぎて、コウイチと口論しているときとの二面性がすごい。

この曲は手をお化けみたいにぶらぶらさせながら中腰で前進してくる振りのところがすごく好き。この曲のマツザキは全編通してかっこいい。いや、Endless SHOCK全編終始かっこいいんだけど。

記者に囲まれて、オーナーが記者たちを引き連れていって、「コウちゃんおかえりー!!」のところで、ハマナカが第一に「コウイチ!」ってコウイチに手を出してハイタッチ。

ここを今回見て初めて気づいたんだけど、ここまで散々一緒にいるのにフクダとマツザキは一切コウイチに触れない。ハットもステッキも投げるし、コウイチが抜いだ赤い革ジャンもコウイチが着る黒のキラキラのステージ用ジャケットも、受け渡しは全部投げて。だからコウイチの体温問題にはリカしか気づいてない。

そこにハマナカのハイタッチ。ハイタッチしたハマナカは、ハッとした表情で手を見つめて、太ももで手を拭った後もしばらく手を握ったり開いたり。ここでコウイチが死んでるって気づいてる。たぶん。死んだ人の体温のない体の感触って独特だから、少しでも触ったら絶対気づく。それを最初に理解するのがハマナカなんだ…っていう意外性。ハマナカはヤラ側のフクダみたいな存在だと思うから、そのハマナカが先に理解するんだ〜っていうことの意図を図りきれてない。

 

 ☆ヤラの告白

ここは本当に心痛い。マツザキの心境で観るから、1年間ずっと自分のせいだと思い続けてきたマツザキの痛みに共感して苦しいシーン。でもヤラの気持ちもわからないではない。マツザキは…というかあの役をやった人はみんな、本当に優しいんだなぁと思う。わたしなら、1年間どんな思いでいたと思ってんだよ!ってヤラに切れる。「俺たちさぁ…!仲間じゃなかったのかよ!」なんて言えない。でもヤラの「止まったやつは…切り捨てられるんだろ?」が悲痛すぎて怒れなくなっちゃうかなぁ。マツザキは過失を悔いていたけど、ヤラの方は自分が殺した…というところまで追い込まれてたもんな。

リカの「貴方の手、こんなにも冷たいの…」にハマナカが自分の手を見て(あぁ、やっぱり……)という表情してた。ヤラの「予備の刀を本物に替えたのは俺だよ!」にも(あぁ、言ったな…)という感じだったしハマナカの全てを把握してる感がすごい。神の視点的な。

 

☆ラダーフライング

マツザキ、たすき掛けに失敗する。

背中を通すところでもたついてるな〜と思ったら完全に間に合わず、なんとなく口でかじって引っ張ってる感出したけど全然結べてなくて手でたすきの両端を握る。フクダのフッキングを横で確認する辺りでは完全にたすき垂らしっぱなし。まぁそんな日もあるよね。

太鼓の視線はすごくいい。ほんとにいつも何でもないような顔で太鼓叩くよな〜。体力的にすごいキツそうなのに、めっちゃ淡白。

 

☆夜の海

ここのセリフ、「コウイチがいなくなるなんて信じられない、でも、俺たちの夢は変わらないから」って多分だけど松崎くん言いにくい言葉なんですよ。「いなくなるなんて」あたり緩くなってしまいがちなんだけど、よく一度も噛まずに言えてるなとマツザキを甘やかしたい。絶対に噛んじゃダメなタイミングだけど、いつもカミカミなのに本当に大事なところでは噛まないのすごいなーって尊敬してる。フクダの「もう一度同じ方向を向いていくよ、みんなで屋上で踊っていたあの頃のように…!」が割りとゆっくりで。マツザキのセリフはいつも走ってる感じになる。ここのセリフもらえたのが嬉しくて、ハッピーなシーンではないし悲しいんだけどじんわりと幸せな気持ちになるシーンです。

Endless SHOCK☆1428th②

2幕いきます。

さらっとさらっと。

 

Dead or Alive

これ、大好きな曲。

すごく暗くて自担見つけるの大変だけど、幸い立ち位置が去年と変わらなかったから自然に双眼鏡がマツザキを追ってた(笑)あと、フクダマツザキは赤いジャケット着てるから比較的見つけやすいっていうのもある。これ、青い服の頃全然見つからなくて気づいたら肩車のとこだったことも。

隣の席に座ってた方、双眼鏡の軌道的に多分浜中or寺西担っぽかったのだけど。双眼鏡覗きながら上手から下手まで視線が右往左往していて「あ、探してる探してる」って微笑ましかった。初見殺し。

この曲で私が好きなのは、フクダとマツザキがヤラを押さえつけて、ドーンと仮面を外して「フクダ?マツザキ…?」ってなるシーン。Dead or Aliveからシェイクスピアまでのこの一連はヤラの夢の中ってことだから、この時期に素直にオーナーの劇場でコウイチのことを待ってた2人はヤラにとって心の枷になってたんだろうなぁって明示するところだから。マツザキがコウイチに刀(ライトセーバーみたいなやつ)を渡して、ヤラの前に突き立てたりとにかくわかりやすくヤラの葛藤を表してる。

 

☆復活

去年、真顔のコウイチの遺影を振るとペカーって笑顔のコウイチが出てくる小ネタがあったけど、今年は遺影がぐるぐる回る(笑)アホみたいに回る。

このシーンは「お前頭どうした!?そこで何か育ててんのか!」って言われるからわざわざ髪の毛立ててくるマツザキ。オイシイんだけど、これ以降のシーン、一応直すものの髪型ぐしゃぐしゃでビジュアルに期待が持てなくなる(笑)

コウイチを見た瞬間のマツザキは、喜びと後悔と入り混じった複雑な表情をしている。ヤラがすり替えたって知らないマツザキは、きっと1年間ずっと後悔して悩んできたはずで。それでも明るく振る舞えるのがマツザキの強さだなぁと思ってる。松崎くん本人も、気分じゃなくても開演前の円陣声出しやるって話、確かパンフで座長がしていた気がする。「ごめん!あの時渡した刀が本物だったなんて、俺、気づかなくて…」の台詞はタツミが最高だと未だに思ってるんだけど、辰巳ほどの深い後悔に飲み込まれない、コウイチが復活した喜びも交えつつのマツザキの台詞は、これとして完成形を迎えつつあると感じた。

ふと思ったのは、真実を知らないはずのフクダが提示した「でも俺たち、先週も病院でコウイチの姿見たよな」っていう復活への疑問。本当はコウイチの存在が幻だって気づいてるんじゃないかとも思える発言。「カラダは!?もうなんともないのか?」フクダはどこまでわかってるのか。フクダのキャラクターって考えれば考えるほどわからない。

 

☆New York Dream

ハットは1発で受け取ってもらう。ステッキは猫パンチで返されてそれをそのままキャッチ。で、もう一度投げて2回目で無事受け取ってもらう。マツザキのいいところは、謝った後に禍根を残さないところ。この曲のマツザキ、さっきまで後悔まみれの表情で謝ってたとは思えないくらいニコニコで踊ってる。コウイチが元気になった喜びでいっぱいという感じ。

復活からNYDにかけてのこのシーン、マツザキの衣装はTシャツに薄手のパーカーというラフなものなんだけど。毎年ここで身体の薄さ感じて痩せすぎだよ〜って思うんですが、今年はそんなことなかった!座長だけじゃなくて松崎くんも増量したのだな〜って感じて嬉しかった♡

 

☆Higher

 コウイチ!コウちゃん!!って沸くメンバーが楽しそうであればある分、ヤラの悲痛さとの対比が悲しい曲。ハマナカはこの曲でもヤラの心境に寄り添うのかと思ってたから、意外と笑顔で踊ってた上に「ヤラ!お前も来いよ!」って誘ってあげることもなくて結構寂しかった。「ヤラ!来いよ!」ってやるのは立ち位置的にここ数年はマツザキがやってて、去年のモロホシにそれをやらせるのは年齢差的にも心の距離的にもなかなか酷な感じだったから納得もしていたけど、今年のハマナカならそこは担えるんじゃないの?と思った。期待が大きすぎたゆえに、ね。

 

 ☆ヤラの告白

ヤラ「そうやって勝ち誇った顔、何年見てきたと思う?偉いなぁお前は…」に対するフクダ「おいなに言ってんだお前!」。フクダが奥歯噛み締めて隙間から唸るように声を出して怒りを表現してるのがすごく好き。なんかあのシーンのフクダがすごく好きだ!!という気待ちを残しておきたい。

ここのシーンで去年と変わった!と思ったポイント。ヤラが「予備の刀を本物に替えたのは俺だよ!」に対してマツザキがびくっとしてヤラを見るところ。ここまでは去年までと同じ。そこで去年までのフクダは「事故じゃないのか!犯人お前だったのか!!」ってその直前からの怒りの感情をそのままに表してたけど、今年はまずマツザキの方に気遣うような視線を向けてて。この変更はすごく好きなやつでした!!

Endless SHOCKの世界でフクダとマツザキがどんな関係性を築いているのかについて描写はないけれど、あの2人は福ちゃんと松崎くんの2人の関係性を反映してるはずだから。そして福ちゃんなら絶対松崎くんの心境を慮ってくれるという絶対的な信頼。だって同担だもの!福ちゃんは超強火松崎担だもの!!

 

☆最後のショー

ハマナカのリズム感が気になってしまった…マツザキの近くにいて、曲前半はかなり先走って前のめりな感じ。しばらく目に入らず、曲の後半で見ると少し遅れていて。1曲の中で前半ツッコンで貯金作って後半それを食いつぶすってやり方するのはあまり良くないんじゃないかなぁと思った。文ちゃんに関しては絶賛されすぎてるだけあって確かに素晴らしいシーンも多くあるから、粗が目立ってしまうのかもしれない。あと、文ちゃんを絶賛するあまり過去のライバル側の人たち総否定みたいなツイートを見かけてしまってから、わたしの文ちゃんを見る目が厳しくなってるのは否めない。文ちゃん全然悪くないんだけど、褒め方って大事だなぁと自分を省みて思うのですよ…。

ヤラが投げたセンスをキャッチする役はテラニシが担当。無事成功。なによりなにより。あれ失敗したら絶対凹むもん。わたしなら引きずる。

たすき掛け、マツザキもすごくかっこいいしわたしはこの3年間マツザキのたすき掛けしか見てないけど、フクダのたすき掛けの方がフォトジェニック。実際ステフォになったし…。ここ!俺を見ろ!というタイミングの掴み方が福ちゃんは上手い。んー、でも去年も今年もフクダのたすき掛けは見られてません。やむなし!

コウイチのラダーフライングの後ろでみんなで太鼓叩くやつ、みんなコウイチの一挙手一投足を見逃すまいと前に高く視線を向けて、ほとんど手元を見ない。今年のカンパニー、みんな太鼓の手元を見ない!去年は太鼓に想いを乗せる感じ、今年は太鼓を叩きつつコウイチに想いを馳せる感じ。すごい顔して太鼓に魂ぶつけてるモロホシがいなくなったからなのかな〜、雰囲気がガラッと変わった。去年も良かったけど今年のも好き。

 

☆CONTINUE

ユウタ(岸の方)とタツミが顔ぐしゃぐしゃにしながら号泣してた頃から結構変わったな〜。みんな結構落ち着いてる(笑)悲しみもありながら現実を受け止めて俺たちの夢はここからなんだ!!という気持ちで前を向いてる、というのを強く出してる感じかな。もちろんユウタとタツミも前を向いてたし、泣いてる=後ろ向きっていうのは全然ないけど、今回はみんなすごく冷静。

コウイチの年齢が上がり、ヤラ、フクダマツザキも30を迎え、ハマナカが入ったことで全体的に年齢層が上がったことで「死」を受け止めることと未来を見つめることが実感を伴った感覚としてカンパニーの中にあるんだと思った。

Endless SHOCK☆1428th

Endless SHOCK2017の幕が開きました。

わたしの初見は2月4日(土)夜公演、2階の中列センター下手寄り。全体を見渡せる視界の開けた席は初見にはちょうど良い感じ。

 

始まる前のオケの音合わせ、音楽が鳴り、スクリーンに「KOICHI DOMOTO」から始まる出演者の名前が浮き上がると心がそわそわして「来るぞ来るぞ…!」と気持ちが高まります。何度観てもこの高まりは新鮮で色褪せないから不思議。

 

☆オープニング

シルバーのスーツ、全員襟はキラキラ、福松はボタンもキラキラしてて、屋良さんはポケットと袖もギラギラでした。

光一さんの上手側に松、下手側に福。下手側にぴょこっと背の高い頭がのぞいてたころ(亮太と岸くん出てたころ)のくせでつい下手を探しちゃう。

話には聞いていたけど寺西くんの髪色が想像以上のシルバー度合いで、金髪が目立ってた亮太を思い出す。冒頭でやたら亮ちゃんに想いを馳せるわたし。

 松崎くんの上手側に文ちゃんがいて、階段を降りるときに文ちゃんが少し足元を見ているのが気になった。足元見ないで階段降りるの怖いしわたしは絶対できないけど、ヲタクは勝手なことを言う。

 

千穐楽の楽屋

この辺りからすでにヤラのギラギラがすごい。去年よりギラギラしてる〜。これはハマナカという理解者が入ったことで安心してギラギラできてるのかなぁと思ったり。

一昨年と去年のヤラは、小さい子たちの面倒もよく見るいいヤツ感がすごく強かった。でも今回は久しぶりに純粋に「コウイチにライバル心剥き出しでな〜!」っていうのを感じた。

Yes, My Dreamの福松の仲良しが過ぎる。顔見合わせて「忘れないでいよう〜」って歌うシーンはもはや絶対福松の呼気混ざってっから!!っていう距離感(笑)そして文ちゃんが謎の恋愛マスター的なポジを確立してて笑ったwwハマナカ、1年目と思えない馴染み方をしている。

 

☆屋上

リカがコウイチとデュエットしてからのネックレス渡す一部始終を見てしまうヤラが切ない。これずっと見てたんだっけ…途中で指輪持って走って来てたような気がするんだけどなぁ。うろ覚えです。

屋上の「いつもコウイチにライバル心剥き出しでな!」ってマツザキのセリフ、去年は「おい〜言うなって!」って感じで笑って受け流してたけど、今年のヤラはちょっとギラつきながらマツザキを睨んだりしていて。直前にリカのコウイチが好きでたまらない!っていう気持ち溢れたデュエット見せられたらそりゃ心穏やかではないよな〜と思ったり。だからこそ、今年は「それは今も変わらないけどな〜」の台詞が福ちゃんのものになったのかな。ライバル心向けられてるヤツがそれ言うか?って台詞だし、第三者が言った方が嫌味がなくて良いと思う。

 

☆NYの街

ダンサーさんの入れ替えが多かったのは聞いてたけど、ほんとにすごく変わってて。まず、コウイチが1人で車の上に乗って出てくるシーン、バックにCAの格好のダンサーさんがいる。そして紙袋持った太ったおばさんはいない。ヤラの指輪渡すのもおばちゃんじゃなくてピンクの髪のオカマになってて(笑)最初背の高くてガタイ良い女性だなぁと思ってたらカツラ取ってしっかり男性でびっくりしたー。

コウイチがマツザキを唆して「ゔぇぇぇい!!」って言わせるのは去年のままだったのに、あまり周りが笑ってなくて松田浜中寺西担多めなのかしら…と思ったり。そこは笑ってあげてほしい、松崎担からのお願いです。

新聞受け取って、ベンチに座ったコウイチの隣にマツザキが座ったらリカが来てマツザキをベンチから突き落とす(笑)今年のリカは割りと当たりが強め…オイシイですありがとうございます。マツザキ、リカを指差して「今の!見た?落とされた!おしり痛い!」ってアピールしてるのがとてもかわいい。

 

☆ONのステージ

・Show begin〜

去年観たとき、フクダの遅取りがすごくハマってた曲。今年はマツザキも少し遅取りにしていたようにみえた。23階のときも気になってたけど、最近松崎くん意識して遅取りしてるのかな〜って。この曲は遅取りがハマってカッコいいからすごくいい感じ。でもAmericaも久しぶりに観たいなぁーー

 

・Jungle

この曲、福松は後半まで出てこないけど、コウイチがフライングしてる間に上手と下手で踊るのがとにかくカッコいい。ちょっとヒップホップっぽいダンスで、すごくすごく松崎くんに合ってる。いつでもどこでも福ちゃん溺愛なわたしだけど、Jungleについては絶対マツザキを観てほしい。後悔はさせない。絶対に観てほしい。コウイチのフライングも、後でもっとすごいやつ飛びまくるから、この時は最上手のマツザキを観てほしい。

 

・Dance!

カイトが1人で歌っててか弱く繊細だったところにハマナカのパワフルな歌声が加わって豪華になった。ハマナカの声量につられてカイトの声も大きくなっててすごくよかった。相乗効果が素晴らしい!!

ヤラ・ハマナカ・テラニシ・ゲンタ・カイトで歌ってるとヤラの表情は穏やかで、面倒見のいいアニキなんだろうな〜という感じ。

事故のあとコウイチがいなくてもコウイチのことを思ってオーナーの劇場でシェイクスピアやって待ってるスタンスなのはリカとフクダマツザキだけで、ヤラ側には4人とONのステージにいる人たちみんながついてるわけで。もちろんONのステージ自体の魅力もあるだろうし、ヤラorコウイチっていうかヤラor福松って話でもあるから一概には言えないけど、実はヤラも人望厚いじゃん!ってことを感じたりする。

 

・ソリタリ

フクダが女を目で殺したり抱き捨てたり妊娠させたりしてると噂のソリタリです(散々な言い草)(褒めてる)

昔、辰福が女ダンと絡みがあったころはわたしは毎回フクダを観ては抱かれ、捨てられ、妊娠してたのですがマツザキが女ダンと絡むようになってから一度もフクダのソリタリを観れていません。

フクダの影に隠れてるけどマツザキがとにかくいい。女ダンから一瞬も視線を外さない。全力で男を出しててとにかく鋭い。あの顔はソリタリでしか見せてないけど、世界が恋に落ちるレベル。全世界に松崎祐介をアピールしたい。本気で男を出すと松崎はこうなるんだぞ!って。最高にいい顔してるのです、みんなも一度抱かれるといいよ!

 

☆楽屋

「ヤラなんとかしてよ〜」って言える文ちゃんが強い。そういうポジションの人がヤラ側にいるのは大きい。越松がついてた頃以来だもんな。ヤラをからかったり同じ目線に立つ役回り、一昨年と去年はマツザキがやってた。多分コシオカもやってたんだと思う。見れてないけど。

少し寂しかったのは、暴れるヤラに責められたスタッフを呼び止めて「進行表見せて!」って細かい演技をするのがマツザキからフクダに変わってたこと。去年までフクダはコウイチの信者で、マツザキがカンパニーを繋ぐ橋っていう関係性が好きだったから寂しさを感じた。でもその分、今年のマツザキはコウイチにだいぶ近づいた。

カイトの「オーナーの劇場に戻った方がいいんじゃないかなぁ」に「そうだよな、俺たちにはまだ早すぎたんだ」って同意するところ、去年までは後ろ向きな発言に聞こえてたけど今年は「いいショーを見せるのに必要な場所は必ずしもここじゃない」っていう心の整理をした上での戦略的撤退の気配を感じた。

悩んで、苦しんで、次のショーの案を考えているコウイチの思考に寄り添って、その状況でオーナーの劇場に戻るという選択肢を前向きに捉えてるマツザキ。そこにフクダの「そんな簡単にクローズできるわけないだろ!」って冷静な言葉が効いてくる。去年までのフクダならとにかくコウイチの意見に従う!という思考回路だったと思うけど、今年のフクダは冷静で大人な発言ができてた。それはフクダ以外にマツザキもコウイチの側に寄り添うようになった安心感からくるものだと思う。

 

☆ジャパネスク

 今年、1番変更があったのがジャパネスクだと思う。確実に今までよりハードになってる。光一さん、年齢重ねてるのに殺陣ハードにしてて、死ぬつもりなのかな…って思った。特にヤラとコウイチが向かい合って刀を交わすところ、花道の上(マンションみたいなとこ)で和太鼓叩いてて、そこにスポット当たってるのも最高にかっこよかったし音と殺陣が見事に融合していてほんっとーによかった!!

福松も、マツザキが薙刀、福田が両刃の刀(多分)を持つシーンが増えてて。マツザキの薙刀と言えば、山賊チームにいた頃の「この、死に損ないがーー!!」が蘇る。薙刀の扱い、上手いんですよ松崎くん。くるくる振り回すんだけど、その捌き方が綺麗。刀と薙刀じゃ長さが全然違うから距離感掴めないだろうに、立て続けに刀と薙刀を持ち替えて対応してて職人だった!まだ対応してるって感じで距離感ばっちり!とはいってなかったからこれから調整していくんだろうなぁという感じだった。

代わりの刀を差し出して、それが本物の刀で、コウイチに「おい、マツザキお前…!」って言われるシーンの松崎を見てほしい。よく見えないけど。むしろ2階からじゃないと見えないかもだけど。あの瞬間、多分コウイチ以外の誰もがショーを止めようと思った。それをコウイチがショーを続けたもんだから、驚いて左右の袖に向かって「止めろ!誰か!誰か!!やめろ!」って叫んで、力づくでも止めようって階段駆け上がるんだけどそのときにはもう遅くて、ヤラがコウイチを斬ってしまう。そこからの現実を受け入れられなくて手に持った鞘と階段落ちしたコウイチを交互に見て、血のついた刀を拾って首を振りながら項垂れる。この流れ、去年までは体の動きで演じてるというか、ハード面から芝居をつけたような演じ方をしていたんだけど、今年はソフト面が表出した動きになってて去年やった2本の主演舞台が生きてるなぁと感じた。

 

さらっと初見の感想書きたかったのに松崎くんが素晴らしすぎて長くなっちゃったから2幕は別記事にします!

SHOCK2017制作発表!からふぉ〜ゆ〜の今後を考えた

この前、23階の笑いの記事書いたときに

 

SHOCKの制作発表もそろそろかな?SHOCKができるのも、それにふぉ~ゆ~が出演するのも決して当たり前じゃない!…とはいえほとんど予定が埋まってる帝国劇場なのに、2-3月の予定だけ不自然に空いているしジャニーズが舞台やるのはほぼ確実。アイランドに出る方々が続けてってことはないはずだからSHOCKでほぼ決まりだろう。とにかく、今年もまたふぉ~ゆ~の出演がありますように…!

ゴゴスマはVTR出演になったし、4人で出られるかな~と思ってたら辰巳の『それいゆ』が4月頭か…また1か月ずつかな~。SHOCKにお金かかるからまた今年も『それいゆ』行けないかな~。
今年、どっかの雑誌で「途中からカンパニーに加わった松崎くん、初日はモロのおふざけに反応する余裕なくすくらい緊張してた」って書いてあるの読んでから、途中から加わるのかわいそうだな~って思っていて。出来上がったカンパニーに入っていくの大変だろうし、前半の2人は千穐楽まで走り抜けた感動を共有できない寂しさがあるだろうし。

去年はスケジュール的な問題があったけど、今年はそういうわけでもないんだし(辰巳は相当厳しいけど…)できれば4人、2か月出続けてほしいな~。あと、わたしが2か月ずーっと帝国劇場に行けば自担に会えるっていう精神的な保険が欲しい…。(これ大切!)

 

って書いてたんだけど(本文まま)、UPしようと思ったら制作発表あったから慌てて消しました(笑)

でもこれを書いたわたしの気持ちを残しておきたくて結局こういう形でUPする(笑)

 

帝劇公演は2ヶ月福松で行くことが発表されて、しかもライバル側が大幅なメンバー変更。

今年は地方公演をやることも同時に発表されたので、言及されていないものの地方は辰越でいくんだろうと予想もつけられるという点で精神衛生上非常によろしい(笑)去年の帝劇SHOCKに名前がなくて地方公演も発表されなかったときは、もう二度とSHOCKのステージに立つ松崎くんは見れないんじゃないかと絶望して死んだから…

そういうときって、周りがどんなに「大丈夫、地方公演あるよ!博多と大阪は辰松だよ!」って言ってくれても「いや地方公演あるかどうかも発表されてないし…あったとしてそれが辰松かなんてわからないし……」ってネガティヴ入っちゃってて全然耳に入らないんですよね。でも今回はすでに去年の地方と帝劇でふぉ〜ゆ〜入れ替えという前例があるし、越岡担のみんなには元気を出してほしい。

今年の春、松崎くんにお仕事がなかった時期も周りの優しいみんなはこういう気持ちで「次は福松だよ、福松の外部舞台も決まるよ!」って言ってくれてたんだと思うんだ。それなのに当時のわたしは心を閉じていて、「いや、福松で外部舞台ってどこに入るのよ…誰が主演なのよ……」ってめんどくさく拗ねまくった。まぁ結局福松が個人での舞台出演はなかったけど(笑)拗ねて人の話が耳に入らなかった経験があるのでSHOCKの予定が入った松崎担のわたしが軽々しく「次があるから元気を出して!」なんて言えないけど。しかも9月のSHOCKって遠すぎだろ!ってわたしも思うけど。

ありがたいことに、ふぉ〜ゆ〜はJr.だけど千穐楽には「次は○○だね!またね!」って気持ちでバイバイさせてくれることが比較的多くて。何も発表されてないままただ漠然と来るであろう…いや、来てほしいと願いながら次のお仕事の発表を待つことへの耐性が低い分、すごく不安になる。

越岡くんの現場、何か決まってないのかなぁ…外部舞台とかあってもいいのに。

というか、もう一回4人でクリエやろうよ。去年卒業っぽい雰囲気出したのに出戻って恥ずかしいとか関係ないよ、全然恥ずかしくなんかない。少なくともわたしは恥ずかしくない。頑張るよ、当日券の人数少ないっていうなら友達誘って並ぶよ…だから復活しようよ、みんな歌って踊るふぉ〜ゆ〜が好きなんだから。

 

ふぉ〜ゆ〜は今後どうなっていくのかなぁ。

舞台でのお芝居を武器に生きていくのか、ダンスパフォーマンスという最大の武器はいつ出せるのか。

福ちゃんがぴたラジで30歳の抱負を述べていて。こういうこと考えてるんだろうな〜っていうのはだいたい見えていたけど、改めてきちんと言葉にしてくれたのはすごく嬉しい。

「30歳になってもデビューもできないJr.で……ってディスられてるのもわかってる。でも僕らがここで頑張ってる意味を考えてほしい」って言ってたけど。デビューを目指してるのかな?っていうのはここ数年ずっと気になっていること。「デビューしたい!」って言葉に出してくタイプじゃないのはわかるけど、ファンとしても「デビューさせてあげたい!そのために頑張る!」って明確な方向性がない分多少ふらついてしまう。

「コンサートをやりたいんだ」「舞台俳優として生きていくんだ」「ダンスを極めたいんだ」なんでもいい、なにか目標を言葉にしてほしい。ふぉ〜ゆ〜がひとつひとつの仕事に真摯に取り組んでいるのはすごく伝わるし、確実にステージアップしているのも感じているからこそ、目指す場所を示してほしいと思ってしまう。それが途方もない夢だと他人からどんなに笑われようと、彼らがそれを目標と掲げるなら、彼らが望むところへ送り届けてあげたいから。

 

ファンっていうのはfanatic、つまり狂信者なわけで、それをFUNと語感の似ている言葉でごまかし、「○○担」と呼ぶことで自らの狂気を覆い隠してはいるけれど、ときおり隠しきれない病的な信奉が顔を出してきて自分でも引くことがある。

それは、だいたい福ちゃんの真面目なお話で引き出されることが多くて。わたしは松崎くんのことが大好きで松崎くんのダンスに胸を打たれ天然なところを庇護して大切に大切に愛しているけど、衝動的に「ふぉ〜ゆ〜を応援したい!」という熱に駆られるのは福ちゃんきっかけなのかなぁ。

それでも福田担にならないの不思議でならない。わたしはこの人を応援したい!この人じゃなきゃダメ!って思うのってなにがきっかけかわからないし自分の気持ちですら見えないの、本当におもしろいな〜。

 

結論:これだからジャニーズはやめられない

主演舞台に託けてふぉ~ゆ~の今後に想いを馳せる

日を重ねるごとに寒さが増していく…冬が来たよ~!やだ!寒い!!ご飯美味しい!肥える(笑)


でも12月には楽しみがあるし、2〜3月はSHOCKだし、寒さも乗り越えられる♡

まずは目前に迫った『23階の笑い』について。
ふぉ~ゆ~が錦織さんとご一緒するのは初主演舞台『壊れた恋の羅針盤』以来。あれから主演舞台は3本を数え、役者として大きく成長したふぉ~ゆ~。
特に成長したのが松崎くんのお芝居だとわたしは思ってる。どうしても松崎担だからそう思う。仕方ない。今年のSHOCKあたりから兆しが見えていた感情の起伏をストレートに表現するという部分が『縁~むかしなじみ~』で開花した、というか。大声を出すのが芝居じゃない。感情を爆発させること、役に合わせて気持ちを作り上げること。それを表現する、ということ。そういうことがすごく自然にできるようになったなぁ、ととんだ上から目線ですがそう思います。

福ちゃんのお芝居が劇場全体を福ちゃんの世界に引き込む強さが最近強くなったように感じていて。辰巳はもともとすごく繊細かつ大胆に感情表現をする人だし、こっしーはほっとけない不安定さみたいなのを演じさせたらすごく上手だから、松崎くんがステージ上で感情を爆発させられるようになったのはふぉ~ゆ~にとって大きな収穫だと思います。
今まで、「松崎祐介」として素面でステージに立っているときの松崎くんは爆発的な面白さを発揮することが多々ありました。そこで起こすミラクルが彼の最大の魅力で「ふぉ~ゆ~の宝」と言われる所以でもあるところなのだけど、役を纏うとその魅力が半減どころか4分の3減くらいしちゃうのがすごく残念だったんです。もしかしたら、感情を爆発させることで役の人格が抜けちゃうのが怖かったんじゃないかなって勝手に推察していたんだけど。それが、『縁』の健太では松崎くんの魅力そのままにしっかり役に入っていて、それがとってもとっても嬉しかった。役者個人にはキャラクター、ルックス、声、もろもろの特性と魅力があって、その人が役を演じることによって台本上の文字列であるセリフが生きた人間の言葉になる。ト書きが感情を持った動きになる。『縁』の健太は、松崎くんが演じたことで「健太」として生命を持ったんだと感じた。宛て書きの脚本がすばらしかったということ抜きに100%松崎くんの成長の成果!とは語れぬところだと思うけれど、感情を爆発させること、泣きの芝居、ちょっとボケたところ、すべてを健太として消化して表現しているすばらしいお芝居でした。


2016年の春。帝劇での福松SHOCKが終わったあと、久しぶりに次の予定がないまま(本人は知っていたのかもしれないけど)こっしーと辰巳の外部舞台への出演が決まっていて、レギュラーのゴゴスマは舛添前東京都知事のセコい使い込みの件で毎週毎週会見中継、深刻なニュース(というほど深刻でもない。ただただ情けない弁明会見の連続でした。それがまた悔しさを募らせる…)で話す隙もなく。最後の占い紹介だけ、そのコーナーもカットされワイプに映ったのが7秒、という最短を記録したのもこのときでした。ぴたラジにも「もうちょっと喋ってほしい。質問でもなんでもいいから声を出すのが大事」という主旨のメールが届き、「松崎祐介を晒す回(と勝手に呼んでいる)」が放送され、聞いていてつらくなりました。曲紹介の直前、「うるっせぇ!」って一括して笑いに変えていたけれど、辰巳の「すごくまじめに聞いてました、目にはちょっと涙が」みたいな発言(うろ覚えだけどあったよね?わたしの妄想の産物だったらどうしよう…)とそれを受けた永岡さんの「松崎くんの気持ちわかるなぁ、優しいんだよね、「今俺が喋る時間じゃない」って空気読んじゃうからこそなんだよね」って言葉に涙しました。普段「涙した」「泣いた」とか言っても実際は感動した!心が震えた!って意味で実際に泣いてないことがほとんどだけど、このときは本当に涙が出てきました。まず日常的に泣くことのないドライアイ重症の両目から涙がでてきたよ!この期間に松崎くんがどれだけ自分を見つめてひたむきに努力を積み重ねたのか。考えたら胸が苦しくてどうしようもなくなる。

それくらい、縁の初日、舞台に立つ松崎くんの気迫はすごかった。何回も観て細かい表現をさらわなくても、一回で全てを伝え切ってくる感情の爆発。それをストレートに受け取ったらこちらも心満たされちゃって、なんだか縁の公演期間中ずーっとぼんやりしていた気がする。ひたすら舛添許すまじ…と怨念を込めて生霊を飛ばしていた当時のわたしに犬の糞を投げつけてやりたいです。(でも163日は長かったよ…ほんとうにつらい163日だった。嫉妬拗らせて拗ねまくった結果辰越の舞台に行けなかったのは今年最大の後悔!)
ちょっと話が逸れたけど、書きたかったのはふぉ~ゆ~の演技力の水準が底上げされたよ!ってこと。ファンとしては踊ってるところが見たいという本音もあるけれど、CDデビューしない道で生き残るならお芝居は避けて通れない道なのかなって。前例のないところを切り開くにしてもお芝居ができるに越したことはないから、「事務所のごり押し」「長年勤めた4人へのご褒美」っていう声が聞こえない、主演の器になってきたことは素直に喜ばしいです。(そして別にゴリ押しされてはいない。)今4人は「主演の経験をさせて、実力をつけさせよう」ってステージから「実力があるから主演を張れる」っていうステージに駆け上っているんだと思う。
今までずっと、演技の仕事には辰巳が積極的で、「芝居が好き!」って大きな声で主張してきたイメージだし、実際4人のなかでは辰巳が一番お芝居に力を入れてきたのだと思うけれど。この間の『縁』では4人の実力が拮抗して4人主演というのがすんなり受け止められるようになっていました。今後も4人横並びで主演舞台をやっていくなら、4人の実力も横並びでないと成立しないので、今の4人の状態はすごくいいな、と思っています。もちろんいつまでも4人で!って固まっているだけじゃなく、それぞれ個人でも外部の舞台に出ていくのは大事だし、今後はそうなっていくんだろうなって漠然と思ってる。

舞台じゃなくて、ダンスステージでもいいよね!と密かに野望を持っています、わたし。翼くんが昔やってたやつ。Burn the Floor。あんな感じのやつ、松崎くんにもやらせて!ってそう思ってる。思ったことを言葉にするのは大切!ジャニーズダンス部門作ろうよ、風間くんと生田氏がジャニーズ俳優部門ならジャニーズダンス部門もあってもいいじゃん?屋良っちとふぉ~ゆ~とTheyと幸大くんとTravisJapanとMADEとSnowManあたりかな…好きな子しかいない!やっほい!PLAYZONEが復活してくれれば、括りはジャニーズダンス部門でもなんでもいいよ!またやろうよ!(なんて書いてたら宇宙sixなるグループができて動揺を隠せない)
あれ?またPLAYZONE懐古おばさんでてきちゃった……はやく復活してくれないとふぉ~ゆ~と屋良くんが本物のおじさんになっちゃう!

『23階の笑い』が楽しみすぎる!

ふぉ~ゆ~4作目の主演舞台、『23階の笑い』の上演がついに発表になりました。やったーー!!

4〜5月の「もう年内仕事ない……あぁ憎い。舛添が憎い……」と危うく悪霊召喚しそうになってたわたしに年内に2つ主演舞台やるよ!って教えてあげたい。そしてあのときの気持ちを忘れてはいけない。謙虚に謙虚に。

新宿の紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて、12月1日~14日の2週間全21公演の予定です。(紀伊国屋サザンシアター、名前変わったの知らなかった!)


今までの3作は大変ありがたいことに宛て書きしてもらった新作だったので、ふぉ~ゆ~で原作モノをやるのは初めて。(正確には『壊れた恋の羅針盤』は宛て書きではないのかもしれないけれど…。)しかもニール・サイモン!コメディーじゃないですか!きたーーー!と浮かれた勢いに任せ、秒で原作(訳本)の購入。早川書房の早川オンラインというサービスで、在庫があればお取り寄せできると思います。ぜひ。
Jr.情報局の方では先月中、まだ『縁~むかしなじみ~』の名古屋公演が終わっていない頃に発表があったので、そこからせっせとニール・サイモン戯曲集(早川書房・2006年)で予習をしてます。ネタバレしたくない!なんて情緒は持ち合わせてないから、原作があるなら全力で予習。観終わってから自分のなかで「ああでもない、こうでもない」と解釈をこねくり回すタイプのわたしにとって、事前の予習は解釈の手助けになる。原作を読んだうえでの壮大な妄想とネタバレ記事はまた今度書くことにして、今回はひたすら「23階の笑い」楽しみ!!ってネタで語る。

近年の運輸サービスの進歩は著しく、今日頼んだものが明日届く、というのが当たり前になりつつありますが、わたしの注文した本は届くのに5日ほどかかりまして(それでも十分早い)。待ちきれなかったわたしは、「23階の笑い」でぽちっとGoogle検索。以前「23階の笑い」が上演されたときのファンの方のブログを見つけて登場人物のキャラを知り、これは誰がいいかな~と想像を膨らませていました。これ、最高に楽しい時間です。その時点でわたしが考えていた理想の配役が、
・マックス・プリンス(天才コメディアン)……松崎祐介
・ルーカス(新米脚本家・狂言回し)……辰巳雄大
・ブライアン(クールで辛口・努力家)……越岡裕貴
・ミルト(家族を養うため、質より量)……福田悠太
でした。他にアイラというエネルギッシュな遅刻魔がいて、松崎くんはそっちかな~とも思ってた。「7人の脚本家はマックスのことを慕っていて、マックスの番組のために脚本を書けることを誇りに思っている」という設定だと、福ちゃんが妥当なんじゃないかな、と。でも「天才コメディアン」って肩書は圧倒的に松崎くんのためにある設定だし、松崎担としては松崎くんに新しい境地を拓いてほしくて理想の配役としては「マックスは松崎くん!」でした。
公式HPには配役がまだ出ていないので(11月10日時点)、これを公表していいのか迷ったのですが…共演者の方が台本をTwitterにUPしていてそこに配役もしっかり書いてあったし(ちなみにこのときは情報公開前でした…いいのか?)。いいや!もう書いちゃう。実際の配役が
・マックス・プリンス……松崎祐介
・ルーカス……辰巳雄大
・ミルト……越岡裕貴
・ヴァル(23階の最古参。ロシア出身で政治ネタが得意)……福田悠太
・ブライアン……じろう(シソンヌ)
・ケニー(幼いころからプロとして仕事をしていた天才)……長谷川忍(シソンヌ)
・キャロル(23階の紅一点)……蒼野夕妃
・ヘレン(マックスの秘書)……立花瑠菜
・アイラ……なだぎ武
でした。なだぎ武!!そりゃそうだわ!めっちゃ合う!納得!というかお笑い芸人の方々と共演って嬉しすぎる!内弁慶にジャニーズの中で「俺たちおもしろい!」って思ってる4人とそれを甘やかし続けてきた我々ファンにプロの笑いに厳しい人たちがどう判断を下すのか。4人の笑いがどこまで通用するのかっていうのも見ものです。

福ちゃんのヴァルもそうきたか!って感じで。なにより松崎くんをマックスにキャスティングしてくれたこと、その期待がうれしくて。ニッポン放送の偉い人、錦織さん、ありがとう!!!袖の下はどこに送ればいいでしょうか…(後出し袖の下)


原作を読んでいくと、23階の作家たちはFワード満載の下品な言葉づかいで話していて、煙草吸ってて…イメージは完璧にトキワ荘です。才能ある若者が集まって切磋琢磨している感じ。

マックスが自身のSHOWのために脚本家7人を雇っているのですが…その7人はマックスにとって大切な家族であり仲間。そういうところを踏まえて日本人に例えると、たけしか欽ちゃんか…志村けんか。カリスマ性とかイメージとしては明石家さんまって感じなんですけどね、仲良しの芸人さんとか後輩とかスタッフさんとか抱えて「軍団」形成してるってなるとさんまさんはちょっとずれるかなぁ…。とにかくそのレベルの大御所。今の大御所の若いころって感じかな。

実際、モデルになったシド・シーザーってコメディアンはエミー賞に10回ノミネートされて、2回受賞してるようなかなりの大物。でもその頃30代半ばなんですよね。働き盛りで勢いのある大人気のコメディアン。それほどの人でも番組の縮小を制作陣から迫られてしまう。誰か1人をクビにしろ!って条件を突きつけられ、それをはねのけてでも「僕は誰もクビにしたくない」っていうマックス。そりゃみんな慕うよね! 7人とマックスが一体になっていて、おもしろいネタを考え出す脚本家、それを尊重するマックス、そして表舞台に立つマックスの才能を素直に認める脚本家たち。最高のチームなんですよね~。
あくまでも笑いを追求した人たちのお話しなので、随所に言葉遊びのジョークがちりばめられていて。ブレインストーミング的に脚本家たちは思いついたおもしろい単語を会話の中にポンポンちりばめていくんです。どこまでが冗談でどこからが本気なのか、そこが訳本ではわかりにくいんですよね…戯曲として書かれたものはどうしても声に出した時のリズムとかが重要になってくるはずなので。特にジョークや言葉遊びなんてその最たるもので。どうしてもわからなかったので、英語の原典も買いました(笑)ペーパーバックなら1,500円しませんでした。海外から送ってくるのでこれは時間かかりそうですけど。四半世紀近く生きてきて、英語で本を読みたいって思ったの初めてなので、わたしの英語学習意欲を高めてくれた松崎くんには感謝しかない。


今年の12月は新宿で過ごす!ふぉ~ゆ~の現場で新宿は初めて!ジャニーズ全部含めるとニノの『見知らぬ乗客』が新大久保、吾郎ちゃんの『泣き虫なまいき石川啄木』が紀伊国屋サザンシアターだったかな。(別件だけど吾郎ちゃんの舞台はとっても素敵なのが多いです。舞台に限らず映画もドラマも、頼りない優男のイメージが強いですが、結構えげつない悪役もやってたりするのでかなりオススメ。)
忘年会と称して飲みに繰り出すお店には困らないし、楽しみしかない!最高の12月!2016年は下半期(というかラスト4ヶ月)怒涛だったなぁ…とはいえ振り返るのはまだ早い!最後の最後までふぉ~ゆ~楽しませてくれそうなので、こちらもしっかりついていきます!