ふぉ〜ゆ〜の宝を愛でるブログ

胸の中のアクセルを踏み込んで

GACHI 〜全力 entertainment 4U〜 ⑤

マツの見せ場。

ロボット福田が辰越ガールズの扮する忍者たちに襲われた後、マツ侍の登場から。

 

☆松崎Time
クリエに響く「ちょぉっと待ったぁ~!!」の声。
クリエのエレベーターから中継(という体)の映像が流れる。ふんふん唸りながら迫りくるマツ侍。普通に恐怖。エレベーターが開くときに「開く!!」って言うのと言わないの、エレベーター前のお姉さんに「御入場券を拝見しております」って言われて「ごにゅっ…」とか言いながら出すのと無言で小判渡すの、あと「釣りはいらぬ!」って言うの、女子トイレに入ろうとして「お客様!お客様!」って声かけられて「…おなご!」って言うのと「おなご用…」って言うのがあるから多分少なくとも2パターンは映像ある。間違いさがしかよ!っていうくらい細かい。
2番扉から劇場スタッフのお姉さんに案内されて入ってくる。ちょっと縮こまって入ってくるのとてもかわいい。
ちょっと左右の通路横の人を見たりしながら入るから、通路横の時は気を抜いてはいけない。一度通路横入った時、どうせ見てないと思って気を抜いて近距離でガン見してたら実は左右見ててビビった(笑)ステージまで案内されて、「かたじけない」とちゃんとお礼言ってステージに上がる。クリエのスタッフになって松崎くんの案内したい人生だった。いや、ちょっと言い過ぎた。そこまでではない。

☆Am I cool? ~殺陣を添えて~
ステージに上がったマツ侍の最初の言葉は「あんた、何してるんだ?」わりとその恰好の侍に言われたくない言葉ではあるけどロボットも相当異質だから仕方ない。

人間たちが襲ってくるんだ!」のセリフきっかけで襲ってくる辰巳越岡とマツ侍の華麗な殺陣。SHOCKの大きいステージで見る大勢の殺陣に見慣れてしまっているから、この人数でしかも2人が女性っていう殺陣は少しこじんまりと見えてしまった…。

でも松崎くんの殺陣はいつもすごい綺麗。背筋が伸びているから、SHOCKでも圧倒的に山賊よりコウイチ軍の方がいい味出してたもんね。モリで貫かれたり「この死にぞこないが~~!!」って叫ぶのも手足長くて身長もあるから迫力あって最高だったけど。結局いつでも松崎くんには甘い。

稽古中に、刀持って立ったまま殺陣の構成してくれる人の話を聞いてるマツが光一くんに見えた、ってこっしーの言葉(@ぴたラジ)がすごくうれしかった。主役として殺陣をやる、自分の動きが殺陣の中心になってるってきっと全然違うんだろうなってこっしーの客観的な言葉で初めて心で理解した。

わたしはどうしてもいつも松崎くんを中心に殺陣を見てるから見落としてた気がする。松崎くんが主役の、松崎くんの動きが流れのきっかけになったり刀を交わす中心に松崎くんがい?る殺陣っていうのは特別なんだ。それをもっと噛み締めて見るべきだった。

松崎くんメインの殺陣は全体的に手足が長いしダイナミックで、それでいて基本に忠実な様式美も備わっていてとても素敵だった。
殺陣の途中、「それで身、守ってんのか?」カンカン、って刀でロボット福田のお尻を叩く。「俺の勝手だ!」って言って心開かない福田。そんな福ちゃんロボットを「早く立て!!」って蹴飛ばしたり、マツは結構雑に扱う。辰越とマツ侍が戦ってる間に上のステージで福田がガールズにやられてて、越岡が上に向かうと同時にマツも上に。福田に斬りかかるこっしーとそれを守るマツ。今度は辰巳に斬られそうになって、またマツが守る。なのに福田がマツのこと払いのけて、それに気を取られたマツが辰巳に斬られる。

そこでマツ侍が下手で立ち、福田ロボットが上手のステージに座り込んで2人芝居。
人間なんてやっぱり信じられない!」「人間が信じられない?そうか、でも俺は信じるぜ!」「こんな目に遭ってるのに?」「どんな目に遭っても変わんねぇよ!」「俺の人生は最低だった、なんも残っちゃいなかった。でも俺の心の中に消えずに燃え続けていたのは、人を信じる勇気だった!最高じゃーーぃ!!お前も誰かに手を差し伸べてみろ、その勇気を信じろ!人間の手はあったかいぜ、心が軽くなるぜ!俺は人間だ、お前も人間だ!!
ここのまくしたてるようなセリフはマックスを彷彿とさせた。松崎くんのどんな目に遭おうと人間を信じる、っていう強い心。松崎くんはダークサイドを見せない、ツラいことも人前では笑って流せちゃう人だと思うんだけど、その根底にあるのは人間を信じるっていう性善説なのかなって思った。
裏切られようが変わらない、相手が裏切ろうが自分は信じる。うーん、松崎くんのこと美化しすぎ、もはや神格化の域か。盲信しすぎだと言われればそれまでだけど、どこか松崎くんには純粋に子供みたいな素直さがあると思わせる魅力があって、だからこそ成り立つ一連のシーンなのではないかと。

もう30歳、20年ジャニーズJr.やってきて、いいことばっかりじゃなかったはずだし、客観的事実だけ見たって辛酸を舐めてきたところはあると思う。それでもそれを感じさせないくらい底抜けに明るい人でもある、見た人にそんなメッセージを受け取らせる、それが松崎くんのアイドルとしての生き方なのかなって重すぎる話になるけどわたしは松崎担だからそう思う。
福田とマツ侍の語り合いが終わって、マツが下のステージに降りてくるところでラスボス的にたぁたんさんが出てくる。かつらがショートで、大地真央感が強かった。

全然関係ないけど大地真央たぁたんさんより10歳年上だった…61歳だった。ウソだろ大地真央還暦過ぎてんのかよ。

「何をたらたらやってるんだ、わたしが息の根を止めてやろう」「やれるもんならやってみろ!」で斬りかかるマツを華麗に避ける。マツが大地真央…じゃなかったたぁたんさんに押される。ラスボスだからマジ強い。辰越が舞台の真ん中で鉄棒みたいなの使って上から降りてくるんだけど、SASUKEの2ndステージ(3rdステージかな?)にありそうな感じ。ぶら下がって体の反動使ってえいやって着地する感じの。すごいかっこいいんだよ、上手く言えないけど、伝われ!!
上にいる福ちゃんに「逃げるな!」って声かけるマツ。でも、ラスボス出てきて元気出た辰越に斬られたりして、マツがズタボロに斬られまくる。それを上から見て「うぁぁぁ!」って唸る福ちゃん。ついにロボットのスーツを腕、足、胴体の順で脱ぎ捨てる。その間も斬られるマツ。
ロボットスーツ脱ぎ捨ててマツのもとに駆け寄る福ちゃん。その勇気どこから出てきたのってくらい勇敢に素手で刀向けてくる辰越に立ち向かう。で、当然斬られる。斬られてうずくまってる福ちゃんにトドメを刺そうと刀を向ける辰越。最後の力を振り絞って福ちゃんの前に立ちはだかり、刀に貫かれるマツ。ルフィを守って死んだエース。完全にそのオマージュだった。それ目の前で見せられた福田の心痛は計り知れない。ステージ中央に崩れ落ちるマツ侍。
超過保護な松崎担だから、松崎くんが刺されて死ぬの見たくなくていつもすごい形相でこのシーン見つめてる。松崎くんが死ぬの見ててつらい。
崩れ落ちたマツにとどめさそうとするたぁたんさんの前に、震えながら手を広げて「やめろーーー!」って立ちはだかる福ちゃん。ずっとマツ侍に命がけで守られてた福田が身を挺してマツ侍を守るところ、最高な福松すぎる。
で、福田が人を信じる心を取り戻したところで、GACHIガールズ、辰越、ラスボスたぁたんさんが引き揚げ、さらに守られたマツ侍もスッと立ち上がる。
ステージの上に上がって、「かっこいいか?俺」で捌けていく。Am I Cool?いやもう!もうもう最高にかっこいいっすわ。松崎くんの侍姿も最高にかっこいいんだけど、生きざまというかとにかく松崎祐介という人間がかっこいいという話なんだよ。最初の「大きい心っていうかあきらめない心っていうか、かっこいいよねぇ」が効いてくる。
みんな笑わないんだよ、マツのキャラなら笑われてもおかしくないのにさ、客席みんな笑わないの。すごい嬉しい。これが松崎くんのやりたいことで、松崎くんの生きざまで、それを笑われたらクリエ焼き払いたくなるもんねぇ(松崎担過激派)。しないけど。クリエ大切な思い出の地すぎるから絶対焼き払えないけど。

REPAIRでマコト出てきて笑われたときは焼き払おうかと思ったけどね!何度でもしつこく言う(笑)

 

松崎くんの松崎くんによる松崎くんのための殺陣。最高 of 最高。幸せオブザイヤー。世界一幸せな空間だと思った。侍のちょんまげ姿がまた抜群に似合うんだ…マジで。