ふぉ〜ゆ〜の宝を愛でるブログ

胸の中のアクセルを踏み込んで

GACHI〜全力 entertainment 4U〜 ④

シネマイタリアーノ後〜福ちゃんのロボットタイム。

 

・シネマイタリアーノ後

「どう?何か参考になった?」「はい!うわっ!やっべー!すっげーこと思いついちゃった!おい!マツ、手伝えよ!」「はーーい!

あっ!おい!待てって…!なんだよ由紀恵さんにありがとうも言わないで片付けもしないで…」「いいのよそれが福ちゃんのいいところなんだから」「俺、福ちゃんのああいうとこ羨ましいんですよね…ほら、考えすぎちゃうから

「誰も思いつかないようなことを思いつく人ってすごい人だと思う。あなたたち、彼のこと大事にしてあげてね?」「「はーい」」

こっしー、どこ行ってたんだよ!」「寄席に行ってたのよ」「寄席に?」「そう、寄席に…あっ!聞いて?福ちゃんとマツには内緒ね」「なに?

謎の秘密主義(笑)言えばいいのにー。福ちゃんとマツにも教えてあげてよー!

俺さ、デートしてたのよ」「デート?」「寄席デート

絶対行かないって言ってたじゃん」「絶対行かないって思ってたんだけどさ、意外と面白くて

だろ?」「7:3…8:2、いや9:1くらいのイケメンの噺家でさ、話が面白くて夢中になってたら……彼女いなくなってた」「あっ!……あーそっか、いや、それはほら、噺家が悪いよ

そうなんだよ噺家が!おもしろすぎたんだよイケメン過ぎたんだよーー」(全力でかっこつける辰巳)「やっぱり由紀恵さんのアドバイス聞いて○○だったかな〜」「そうだよ○○だよ、ねぇ由紀恵さん」「あぁでもなぁ〜××もいいんだよ…。次は☆☆かな〜」冒頭、由紀恵さんとのデート特集のところで上がったネタを使うこっしー。最後にアドリブで次は☆☆ってネタを出すんだけど、何回か観劇して1番衝撃的だったのはバンドの人たちが意地悪してなかなか次の音出さなくて困ったこっしーがひねり出した「鶯谷かな〜」ってやつ(笑)鶯谷ってwwそれジャニーズ的に大丈夫なの?二度目のデートが鶯谷だったら次はなさそうだけど(笑)

場面転換でGACHIガールズが出てきて歌う。

♪そして次の日 福ちゃんからの呼び出し

ついに素敵なアイディアが 実現しそうな予感

 

・福ちゃんのロボット
稽古場に、ロボットになった福ちゃんと何やら絶望的な表情で隣に立ち、福ちゃんを見つめる松崎くんの2人きり。
ここの襟ぐりが切りっぱなしの無地のグレーのTシャツになんでもないジーンズ姿の松崎くんがとてもとても美しくて、惚れるしかない…って思ってたら健太のときの衣装らしい。健太のとき、日サロで顔真っ赤だったし髪色も明るすぎたから、今の松崎くんが着るとこんなに素敵なのか!!って大興奮案件だった。
むしろ健太のときルックスで損してんじゃねぇか!って思わなくもない(笑)そして松崎くん少し体おおきくなったね?最高最高。
だから、どう思うのって」「…あの!」顔の横の赤いランプが突然光りだして黙る松崎くん。
………え?」「…あのぉ!」今度は3分クッキングの冒頭的な音楽が流れ始めてまた口をつぐむ松崎くん。2人そろってため息ついて、泣き出す松崎くん。
そこに現れる辰越。泣いてる松崎くんとロボットの福田だとどう考えても後者の方がイレギュラーなのに松崎くんに寄ってきてくれるこっしー優しい。愛されてる。
どうしたの?」「1時間くらいこんな感じ」「1時間!?」「ちょっと、トイレ行ってくる」泣きながら股間掴んで捌ける松崎くんに「漏れてるの?」って声かける辰巳。かなりぎゅっと握ってたけどアイドルが股間握るのやめなさい(笑)
俺が泣かしたんじゃないぞ!」「どうしたの?」「…なにか違和感ある?」「違和感しかないよ!」「…福ちゃん!?!?これ大丈夫なやつ?」福ちゃんのロボットの頭部にスモークが充満して息ができないって暴れる。「…苦しい!」って唸る福ちゃんにこっしーが「え!?ヘルシー?ヘルシーっていきなり何!」「メルシー?メルシーってどういう…」ってふざけ倒して「苦しいって言ってんだよ!何やってんだこっしー!」って辰巳に怒られる。で、辰越が頭を取ってくれる。オーバーに肩で息する。
ここ、辰越に手を差し伸べてもらって、助けてもらってるんだよね。でも福ちゃんは人間を信じないって気持ちになっちゃってる。マツが泣いたの、めっちゃ深読みすればだけど、おふざけ的な要素が強いかもだけど、1時間も「人間を信じない」っていうロボットになった人と2人きりだったら泣くよな…って思ったりする。そりゃあ泣くぜ…。
…で?」「で?じゃないよ!」「息出来てなかったじゃん!」「…こっしーさ。」ヤベェやつに声かけちゃったよ…って感じであからさまに目をそらすこっしー。「ここ、思いっきり殴ってみてくれない?」腹を指して言う福ちゃんに、辰巳を見る越岡。うなずく辰巳。「いいの?」「いいよ」「本気でいくよ」「本気でいいよ」バスッ!!って結構本気のパンチ喰らう福ちゃん。
うぁぁぁ~~おお~~~」ってオーバーに散々痛がった挙句、突如真顔になって「で?」って言う福田。ほんと真性のサイコパスみ。「うぉぉぉ~ってなってたじゃん。」スッと辰巳に視線を移す福田。怖い(笑)
辰巳さぁ」←この言い方すごい嫌味っぽい。「ここ、本気でくすぐってみてくれない?」「いいの?」「いいよ」「本気でいくよ」「本気でいいよ」当たり前に腕の付け根からロボットのスーツの中に手を突っ込んでくすぐる辰巳。やりよる。「ひぃっ、ひゃぁぁ、いや、そこ…ちくっひ、ふはははは」地面に這いつくばって笑い転げる福田となかなかしつこく追いかける辰巳。で、しばらく笑い続けて豚鼻鳴らしたりしてそれが辰巳のツボに入っちゃってしばらく肩震わせてる。めっちゃ楽しそう。ブヒブヒ笑ってたくせに秒で真顔になって「…で?」とか言うもんだから肩震わせて笑いこらえてる辰巳が不憫すぎてしみじみとした趣がある。「で?じゃないよ、いや、そこぉ…って言っちゃってたじゃん」「俺さぁ、これ着てるからなにされても全然平気なんだよねぇ」全然平気じゃなかったけど?というツッコミを許さないサイコパス福田。
何があったの?」このセリフまでに気持ちの整理必死でつけて、真面目モードに戻ってる辰巳がすごい。わたしなら笑い止まらない。だってこのロボット変なやつすぎる。「ショーのこと考えてたらさぁ、なんで人間は同じ人間に対してこんなに優しくないんだろうって思い始めちゃったんだよねぇ。もはや自分の身は自分で守るしかない、人間なんて信用しちゃダメなんじゃないかって。でも、こうしてロボットになってみたらすごく気持ちが楽なんだよねぇ」ショーのこと考えててそんな哲学的な問題に思い当たるって、福田の潜在的な教祖の素質に驚く。すぐ哲学的な方に視点を動かして考えるタイプの男の人、大学のころ周りに結構多かったけど総じて結構めんどくさい。
ロボット福田の世界に入り込む過程でデジタルっぽい音が流れて、それに合わせてはけていく辰越の体の動きがすごく好き。
へっ!?目、合ってますよね?はっ!!なんでみんな俺のこと見てるんだよ!」って言う福田にスポットライトが当たる。客席と福田の見つめ合いの時間からの「ひゃっ!!なんだよ…うぁぁぁぁ!!!

☆ロボットタイム
♪気付けば臆病になっていた
だから自分を守るためにロボットになった
上に向けてリモコンをピッと押すような動作。降りてくる幕を見て何回かフェイクかけてすり抜ける。「ギリギリ(ドヤ顔)」
空から見下ろしたビル群の映像の前に立って「はっ、みんな忙しそうで大変だなぁ。でも僕はこれを着ているから、すごく幸せな時間が流れてるんだ、行こう」で歩きだす。「はっ、…中略…大変だなぁ」で客席を見わたして思いっきり冷たい無感情な顔をするんだけどそれがマジで恐怖。都会で忙しく働くオタクの心はかなりキリキリと締め付けられた。高速道路→ビル群(横から見た日比谷通りみたいな)→時空を超える→アフリカの草原的なところ。「ついた!」来たかったところ、ここなのか。人類がアフリカ大陸で生まれて全大陸が地続きだった頃に移動して……みたいなことを意識してるのかはわからないけど。

人間が嫌で機械的なものの象徴であるロボットになりたいと希望しながら、都会を逃れて目指す場所が人類の原点だっていう対比構造なのかなって感じた。

人間や都会の煩わしさを嫌って、他者との関わりがより自然的なアフリカの大草原を目指したってことなんだろうけど、都会の人間関係の煩わしさを回避するものとして、未開の過去に戻るのか先進的な未来を目指すのか。その辺りが混在していたから福ちゃんのロボットタイムはカオスだったのかなとも思った。

いっそ未来に行って、そこでは他人との接触はない世界になっている、とかもしくは福ちゃんが原始人の格好して過去(未開)の象徴であるアフリカの草原を目指すのか。どちらかだったらもうすこし筋が通ったような気もする。分析系オタクだからすぐそういう考察始めようとしてしまう。

自然が多いところが背後に背負う草原の映像のキリンが工場のクレーンのキリン(伝われ!)になって、ビルが建ち始め、多数の人、車、電車、飛行機とごみごみしてきて、それにおびえる福田。
♪世界は窮屈になっていった
だから自分を守るためにロボットになった
自由に空飛んでパンチ地球を一周さ
僕は一人で生きていける
パンチ地球を一周さ、で背景の地球と宇宙飛行士みたいな格好の福ちゃんの親和性が高かった。
一人ぼっちってなんて幸せなんだろう」闇が深い。1人ってさびしいところもあるけど気軽に生きられるところもあるよねっていうのは理解できる。一人暮らしはさびしいけど最高だなって思うし。そういう話ではない気がするけど。
都会に戻ってきた福ちゃん。ぷぅ~っておならして、幕が開く。

現れる忍者の格好したGACHIガールズ。
短剣で福ちゃんに襲い掛かる。「なんだよぉ…」って応戦しようとするんだけど、パンチしようとしてハッと引っ込めたりして結構やられる。地球を1周するくらい威力のあるパンチ持ってるのになんで応戦しないのかって考えてたんだけど、誰にも傷つけられたくないし、誰のことも傷つけたくないんじゃないかっていうのが福ちゃんを美化しがちなわたしの出した答え。だから他人との間に壁を作って、自分の殻に引きこもって…そんな福ちゃんの殻を突き破って外界との接点を作るのが松崎くん。恐ろしいほどに福松案件。
そこから上のステージに上がって、ちょっと昔のゲームみたいな画面が後ろのスクリーンに出る。表記は「FUKU-CHAN」と「GIRLS」。
福ちゃんが発したビームを刀で弾き返すガールズ強い。自分が発したビームにやられる福ちゃん。ここ、意味があるのかなって考えたり。自分が周りを攻撃してるから、自分も攻撃されるんだよ、的な。で、結局相手を眠らせる(or脱力させる)波動的なのを出して刀落とさせて福ちゃんが勝ちかける…ところで辰巳が出てきて画面切り裂く。
下の舞台下手からこっしーも登場。一方的に斬られまくる福ちゃん。「うわぁぁ!」っていいながら下手にうずくまる福ちゃんに迫ろうとする辰巳こっしーガールズ。